――第5話では、いよいよみーくんと学園生活部の面々の出会いの場面が描かれましたね。
M・A・O そうですね。やっと何があったのかわかったという感じでした(笑)。印象的だったのは、やっぱりショッピングモールのシーンですね。ウィンドウショッピングというか、いろいろと服を選んだりする場面。くるみちゃんとゆきちゃんとりーさんとめぐねえが、いかにも女の子として楽しんでいるのを見て「よかったな~!」って思いました(笑)。りーさんのセリフにもあったんですが、「女の子だからいいと思うの。こういうときに楽しんでおかないといけないよね」。そういう気持ちは、アフレコ中も感じていました。
――りーさんを演じてきて、彼女のキャラクターをどんなふうに捉えていますか?
M・A・O りーさんは、学園生活部のなかではお母さんのような立場で、みんなにいろいろと気を遣う女の子、というイメージだったんですけど……。第5話で感じたのは、本当に賢いし、機転が利くんだなということでした。
――機転が利く、というと?
M・A・O くるみちゃんが「静かにして」って言ったあと、ゆきちゃんが「どうして?」と尋ねる場面があったのですが、その疑問に対する返事が――もちろん無理矢理つじつまを合わせていることもあるんでしょうけど、「今はみんな、授業中だから静かにね」とか「コンサート中だから静かにね」とか、静かにしなきゃいけない理由を、ゆきちゃんが納得する形で答えてあげる。本当に頭の回転が早いんだなと思いました。
――その場の状況に応じて、いかにもそれらしい答えを返すわけですね。
M・A・O あと驚いたのは、《かれら》のことをりーさんが「アイツら」って呼んだ事です。りーさんが今、「アイツら」って言った!と思い、ちょっとビックリしました。
――なるほど(笑)。りーさんは学園生活部のリーダー的存在なわけですが、彼女の欠点はどこだと思いますか?
M・A・O りーさんは、抱えてるモヤモヤを絶対に外に出さないんですよね。第5話でも、ゆきちゃんやくるみちゃんの様子をしっかり見守っていて、「疲れてるでしょ」っていいタイミングで休息を取ったりするんですけど、でもそういうりーさんだって、きっと疲れてるはずだと思うんです。もっと弱音を口にしたり、周りを頼ってもいいのにな、と個人的には思います(笑)。